「暮しの手帖」の編集長、松浦弥太郎さんのエッセイです。
どんなにささくれた気分も
この本を開けば
穏やかな弥太郎節がたちまち収めてくれそうな、
そんな気がします。
「本」とか「読書」を取り上げると
とても「個人的」というか「限定的」というか、
すごく感覚的な表現で申し訳ないのですが、
「矢印の向きが内側に向かいやすい」気がします。
この本にはどうもそういった空気がないなぁ、と思って
はて、そのヒケツはなんだろう?
と考えた結果、
本を通じてたくさんの人が登場するからではないか、
という仮説に行き当たりました。
古本屋の主人だったり、
友人だったり、
ニューヨークのホテルのフロント係だったり。
直接本に関係ない登場の仕方もありますが、
どの人もちょっとクセのある雰囲気で、
松浦さんを取り巻く人たちが
この本の魅力の一角を形作っていると思います。
あと、外国の本屋にそうそう行くチャンスがない人は、
この本で妄想旅行するのもオススメです(笑)
私は「チェリーヒルの古本屋の話」を何度も読み返しては
心をアメリカに飛ばしてます。
ちょっとチカラを抜きたいときに
手に取るといいかもしれません。
さて、今東京ブックフェアの真っ最中ですが、
次にくるのは「東京アートブックフェア」ですよ。
来週16日~18日の3日間、 3331 Arts Chiyodaにて。
こちらも個性豊かな本に出会えること間違いなし!
ぜひ詳細をご確認の上、お出かけください!
0 件のコメント:
コメントを投稿