2011年6月20日月曜日

『星の巡礼』

私が本日紹介するのはパウロ・コエーリョの『星の巡礼』です。
【神秘の扉を目の前にして最後の試験に失敗し、奇跡の剣を手にすることができなかったパウロ。ふたたびその剣を手にするために残された唯一の道は、「星の道」と呼ばれる巡礼路を旅して、自分でその剣を見つけることだった。師ペトラスに導かれて、ピレネー山脈からサンチャゴへと続くスペインの巡礼の道を歩くパウロに様々な試練が課せられる。が、それは人生の道標を見つけるための偉大な旅であった・・・・。自らの体験を下に描かれた、スピリチュアリティに満ちたパウロのデビュー作。】

私がこの本を読むきっかけとなったのはTwitter上でミュージシャンであり映像作家の高木正勝さんの呟きを拝見したことです。

『星の巡礼』で描かれている「日常の中にある小さな奇跡の探し方」と、それに重ね合わせた自身のキューバでの体験がそこには書かれていました。

それを読んだ後、私はこの本を持って旅行に出かけました。旅先の、山の中をことことと走る電車の中で、高木さんの繊細なピアノに耳を傾けながらこの本を読み終えたのです。これは私の読書体験の中で最も大切なものとなりました。場所を選んで大切に読んで欲しい本の一冊です。


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