2011年5月20日金曜日

「フェレット物語Ⅰ 海の救助隊」

今日おすすめするのは、リチャード・バックの「フェレット物語Ⅰ 海の救助隊」です。
著者のリチャード・バックは「かもめのジョナサン」の作者。
名前だけではピンとこなくても
「かもめのジョナサン」で「あぁ~」とうなずく人は多いのではないでしょうか。

主人公はなんとフェレット!
物語曰く、海に面した国には沿岸警備隊とならんで
海難動物救助にあたるフェレットレスキューサービス(FRS)があるとか。
このFRSを舞台に、
ベサニーという勇気と思いやりと前向きな心を持つ
女の子のフェレットが活躍します。


かわいい挿絵はSuicaに採用されている
ペンギンの絵の生みの親である坂崎千春さん。
表紙はビビッドな色使いで全5冊を並べておきたくなります。
しかし、この話はフェレットのかわいさについて書いた
「甘いだけのお話」ではありません。
嵐や救助活動、といった緊迫感に満ちたシーンがしっかり書き込まれていて、
手に汗握ること間違いなしのお話でもあります。
物語の中を全力で駆け回るフェレットを追いかけてください。

そして物語中、場面転換のところで入る区切り
「(:」
にも注目してくださいね。
(本文中では縦書きなので、ここでは右90度回転させて見てください)
なんでこんな区切りなのかしら・・・
と不思議だったのですが、
何個か目にしていくうちに、気づきましたよ。


これ、フェレットの鼻!!


こんな遊びゴコロのあふれた1冊ですので、
本屋さんで見かけたらぜひ手に取ってほしいです。


このシリーズは、どの巻から読んでも楽しめるようになっています。
そして1冊だけ読むのもいいですが、
「あれ?このキャラクターって確かあそこに出てきた・・・」
なんていうリンクもあるので、
5冊読み通すと、素敵なフェレットたちの世界がより広がりますよ。


さてさて。
フェレット同様、前足がかわいい猫のイベント情報をお届けして今日は締めます。
今、プランタン銀座で開催中の「ねこ展」に
あの不思議顔の猫で一躍有名になった「まこ」が帰ってきています。

5/17~30「やっぱりまこである。展」

一度終了したブログも不定期更新ながら再開しており、
なんと新しい仲間も!
今週末は銀座へまこに会いに行くのはいかがでしょうか。


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